2019年11月15日公開となる「LORO 欲望のイタリア」を紹介していきます!
異例の長期政権を維持したシルヴィオ・ベルルスコーニ元首相。
世界有数の資産家兼実業家であり、幅広い支持を集めた彼は、同時に問題発言を繰り返し、汚職やスキャンダルにまみれた悪名高き政治家でもありました。その彼をモデルに、勝利と成功と愛にとりつかれた老いた権力者の姿を、イタリア映画らしい豪華絢爛にして、イマジネーションあふれる映像美で見せる大作映画となっています!
目次
「LORO 欲望のイタリア」のあらすじ・作品概要・公開日
【作品紹介】11/22(金)公開『LORO 欲望のイタリア』
女性問題や失言などで世間を騒がせ続けてきたイタリアの元首相シルヴィオ・ベルルスコーニをモデルに描く過激にして華麗なる爛熟エンターテイメント!その野心と狡猾さ、圧倒的なパワーとともに虚栄の先の孤独までも描き出す。 pic.twitter.com/Rs7NxpEFCL— シネ・リーブル神戸 (@cinelibrekoube) 2019年10月21日
イタリア、サルデーニャ。広大な敷地を持つゴージャスな高級ヴィラ。ここには、悪名高き「彼」が住んでいる。
「彼」とは、政治とカネ、マフィアとの癒着、職権乱用、女性問題に失言など、数々のスキャンダルで世間を騒がせたイタリアの元首相シルヴィオ・ベルルスコーニ(トニ・セルヴィッロ)。
政敵に敗れ失脚するも、一度はトップに登りつめた怪物的な手腕で、政権への返り咲きを虎視眈々と狙っていた。
一方、政界進出を目論む青年実業家のセルジョ(リッカルド・スカマルチョ)は、その足掛かりにベルルスコーニに近づこうと画策する。
そんな中、セクシー美女を招き贅の限りを尽くしたパーティーで生気を養い、持ち前のセールストークで足場を固めていくベルルスコーニだったが、政治家生命を揺るがす大スキャンダルが勃発する。
引用:公式サイト
スキャンダル政治家として知られるイタリアの元首相シルヴィオ・ベルルスコーニ。
2006年、因縁の政敵であるロマーノ・プローディに敗北し失脚したベルルスコーニは、首相の座に返り咲くタイミングを虎視眈々と狙っていました。
市民がいかに犠牲になっているかを象徴するような、豪華絢爛でデカダンスなパーティーが印象的に見える本作です。そのせいもあって、映像美という言葉が相応しくなっているようにも思えるので、ぜひ見てみたいものです。
公開は、2019年11月15日です!ちなみにR15指定となっていますので、ご注意ください!
「LORO 欲望のイタリア」の俳優女優キャスト
パオロ・ソレンティーノ監督最新作『LORO 欲望のイタリア』本編映像 著名人からの絶賛コメントも#パオロ・ソレンティーノ #LORO欲望のイタリア https://t.co/2HBh2d0Tyf pic.twitter.com/AcVpCKs9hB
— リアルサウンド映画部 (@realsound_m) 2019年10月29日
キャスト
シルヴィオ・ベルルスコーニ/エンニオ:トニ・セルヴィッロ
ヴェロニカ・ラリオ:エレナ・ソフィア・リッチ
セルジョ・モッラ:リッカルド・スカマルチョ
キーラ:カシア・スムトゥニアク
サンテイーノ:ファブリッツィオ・ベンティヴォリオ
トニ・セルヴィッロさんは、俳優、演出家として活躍されています。
2008年、出演した映画「ゴモラ」と「イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男」が第61回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、それぞれグランプリ、審査員賞を受賞されました。セルヴィッロさんはこの両者における演技に対し、ヨーロッパ映画賞 男優賞を受賞しました。
他にも、2004年「愛の果てへの旅」や2013年「グレート・ビューティー/追憶のローマ」などに出演されています。
「LORO 欲望のイタリア」の監督・脚本・スタッフ
#LORO欲望のイタリア 特別試写会📽️いよいよ来週に迫ってきました✨🇮🇹ヤマザキマリさんのトーク付き!
映画『LORO 欲望のイタリア』試写会30組60名様ご招待! – パスマーケット 2019/10/31(木) 18:00~https://t.co/KmFTzvTVea pic.twitter.com/F3ZaS8xllp
— 【公式】映画『LORO 欲望のイタリア』11.15(金)ロードショー! (@LOROmovie) 2019年10月23日
スタッフ
監督・脚本:パオロ・ソレンティーノ
脚本:ウンベルト・コンタレッロ
撮影:ルカ・ビガッツィ
編集:クリスティアーノ・トラヴァリョーリ
美術:ステファニア・セラ
衣装:カルロ・ポッジョーリ
ヘア・デザイナー:アルド・シニョレッティ
製作:インディゴ・フィルム
パオロ・ソレンティーノ監督は、映画監督、脚本家として活躍されています。
2001年に初の長編映画を監督されました。2006年「L’amico di famiglia」がカンヌ国際映画祭でパルム・ドールにノミネートされ、以降4作連続でカンヌに出品されました。2008年の「イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男」が第61回カンヌ国際映画祭で審査委員長を務めていたショーン・ペンに高く評価され、審査員賞を受賞しました。
他にも多くの作品で賞を受賞されています。
「LORO 欲望のイタリア」の原作やネタバレラスト結末は?
\ベルルスコーニ🇮🇹元首相の驚愕エピソード ④/
半裸の女性がストリップダンスを踊るパーティー「ブンガブンガ」を開いていたことをスクープされる。ブンガブンガはその年の流行語に😂度々女性問題で世間を騒がせたが、イタリア男性の多くはそのスタミナに称賛を寄せたとか👠#LORO欲望のイタリア pic.twitter.com/mFzhktzRwe
— 【公式】映画『LORO 欲望のイタリア』11.15(金)ロードショー! (@LOROmovie) 2019年9月30日
本作は、原作はありません。
実在した、イタリアの元首相シルヴィオ・ベルルスコーニの政敵に敗れた後、返り咲きを狙ったという話になっています。
シルヴィオ・ベルルスコーニさんは、9年間にわたりイタリアの首相に相当する閣僚評議会議長(第51・57・58・60代)を務めた、政界再編後のイタリア政界を代表する政治家の1人です。また1994年からフォルツァ・イタリアの初代党首を務め、2009年の自由の人民(自由国民党)結党後も同党党首を務めたため、両党党首の通算在任期間は約17年にも及びました。
そして、スキャンダルも多かったと言われている方です。
全てが事実であるかどうかは分かりませんが、おそらくは事実なのだと思われます。虚栄にまみれたベルルスコーニの姿を社会風刺や批判の枠を越え、歴史劇に登場する人間像にまで高めて描かれた作品です。
結末はどーなるのか、彼の行く末を少し勉強してから見るといいかもしれません!
「LORO 欲望のイタリア」予告動画
華やかなことが大好きな人なのだろうなというのが、とっても伝わってくる感じがします。政治家というより大富豪と思っていればしっくりくるかもしれませんね。
ただ、彼は政治家です。汚職や華やかなパーティー三昧ばかりというわけにはいきません。世間の目は、決して温かいものばかりではありません。
まとめ
少々、シルヴィオ・ベルルスコーニについて調べてから見てみたほうが、内容が分かりやすいかもしれません。
政治の事なので、特に少しこの人物やその当時の事をかじっているだけで、作品全体の話が納得できるものになることと思います。
興味のある方はぜひ見てみてください!