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メリー・ポピンズリターンズ(映画)の結末までのネタバレや評価感想は?あらすじやロケ地とキャスト監督や主題歌も


1964年にアカデミー賞5部門賞に輝いた名作ディズニー映画「メリーポピンズ」の20年後を描いた続編についてネタバレや感想・評価をご紹介します。

またあらすじや予告映像、主題歌や出演キャスト、監督スタッフについてもご紹介いたします。

「メリー・ポピンズ リターンズ」のあらすじ・概要

大恐慌を迎え暗く厳しい時代のロンドン。バンクス家の長男でありかつて少年だったマイケル・バンクス(ベン・ウィショー)は、今では自らの家族を持つ親となっていた。

かつて父や祖父が働いていたフィデリティ銀行で臨時の仕事に就き、3人の子どもたち、アナベル(ピクシー・デイヴィーズ)、ジョン(ナサナエル・サレー)、ジョージー(ジョエル・ドーソン)と共に、桜通り17番地に暮らしていたが、ロンドンは大暴落の只中で金銭的な余裕はなく、更にマイケルは妻を亡くしたばかりだった。
子どもたちは「自分たちがしっかりしなくては」と躍起になるが上手くいかず、家の中は常に荒れ放題。さらに追い打ちをかけるように、融資の返済期限切れで家を失う大ピンチ!

そんなとき、魔法使いメリー・ポピンズ(エミリー・ブラント)が風に乗って彼らのもとに舞い降りた。20年前と同様にバンクス家の子どもたちの世話をしに来たと言う彼女は、一風変わった方法でバンクス家の子どもたちの “しつけ”を開始。バスタブの底を抜けて海底探検をしたり、絵画の世界に飛び込み、華麗なるミュージカル・ショーを繰り広げる。そんな彼女に子供達は少しずつ心を開き始めるが、実は彼女の本当の魔法は、まだまだ始まったばかりだった…。

出典:disney.co.jp

PLトラヴァースの原作「メアリー・ポピンズ」に惚れたディズニーが原作を勝ち取り、1964年に公開されるやアカデミー賞13部門にノミネートされ、主演女優賞他5部門を受賞した快挙を得た「メリー・ポピンズ」。

今も世界中で愛され続ける名作が55年ぶりに劇場で蘇ります。今回もメリー・ポピンズは家庭に喜びや希望、幸せをもたらしてくれるのでしょうか。






「メリー・ポピンズ リターンズ」のロケ地

物語の舞台は前作から25年後の大恐慌時代のロンドンです。ロケ地はなんと!「バッキンガム宮殿」またロンドン各地で行われました。

主役のエミリーが「トリップ・ア・リトル・ライト・ファンタスティック」を歌うシーンであのエリザベス女王の公邸であるバッキンガム宮殿での撮影許可が降りたそうです。

今まで撮影許可が下りたのはメリー・ポピンズとジェームス・ボンドというイギリスを代表する2人のキャラクターのみだそうです。主演のエミリーは非常に誇らしかったと語っています。






「メリー・ポピンズ リターンズ」のキャスト・スタッフ

<キャスト>
メリー・ポピンズ:エミリー・ブラント
ジャック:リン=マニュエル・ミランダ
マイケル・バンクス:ベン・ウィショー
ジェーン・バンクス:エミリー・モーティマー
エレン:ジュリー・ウォルターズ
ミスター・ウィルキンズ:コリン・ファース
トプシー:メリル・ストリープ

<吹き替え声優>
メリー・ポピンズ:平原綾香
ジャック:岸祐二
マイケル・バンクス:谷原章介
ジェーン・バンクス:堀内敬子
エレン:木村有里
ミスター・ウィルキンズ:森田順平
トプシー:島田歌穂

今作でのメリー・ポピンズは2018年のホラー映画「クワイエット・プレイス」で全米俳優組合賞の助演女優賞受賞など、目覚ましい活躍ぶりで知名度を上げた「プラダを着た悪魔」で主役の同僚を演じたイギリス人女優エミリー・ブラントが演じます。

本作でゴールデングローブ賞、放送映画批評家協会賞、サテライト賞、全米映画俳優組合賞の主演女優賞にノミネートされました

日本語吹き替え版の声を担当している平原綾香さんはシンガーとしても主題歌を担当していますが、すでに舞台でミュージカル演劇「メリー・ポピンズ」を演じています。前作で子供だった成長したマイケルを演じるのはイギリス人俳優のベン・ウィショーです。

またマイケルの仕事先の銀行の上司役には「英国王のスピーチ」でアカデミー賞主演男優賞を受賞したコリン・ファースが演じ、メリー・ポピンズの従姉妹・トプシーを大名優メリル・ストリープが演じています。舞台はイギリスなのでやはりイギリス人俳優で占めています。

これ以外に決して忘れてはいけないキャストとして、前作でメリー・ポピンズの親友バートと、銀行家のミスター・ドース・シニアの二役を演じたレジェンドディック・ヴァン・ダイクがミスタードースの息子役として特別カメオ出演!93歳ながらも素晴らしいダンスを披露しています。前作はディズニー自身から声を掛けられ出演が決まったそうで、ディズニーのお気に入りの俳優だそうです。彼自身もディズニーの大ファンで、ディズニーに出演することが夢だったのだそうです。

日本でもこれまたミュージカルの「チキ・チキ・バン・バン」やTVドラマ「Drマーク・スローン」で彼のことを知る人はいるでしょう。アメリカでもヴァン・ダイクのファンと公言する人は多いそうです。そして前作の「メリー・ポピンズ」役のジュリー・アンドリュースとは今でも良い友人として付き合いがあります。

となるとジュリー・アンドリュースのゲスト出演が気になるところですが、実は監督からゲスト出演の誘いがあったのですが、「エミリーの作品になってほしい。私が出演する事で観客がオリジナルの『メリー・ポピンズ』だと思われたく無かった。エミリーは素晴らしい演技をすることは間違いない」と丁寧にも断ったのだそうです。

<スタッフ>
監督/スクリーン・ストーリー:ロブ・マーシャル
スクリーン・ストーリー&脚本: デヴィッド・マギー
音楽製作総指揮:マイク・ハイアム
歌曲・音楽:マーク・シェイマン
歌曲:スコット・ウィットマン
衣裳デザイナー:サンディ・パウエル
編集:ワイアット・スミス
プロダクション・デザイナー:ジョン・マイヤー
製作総指揮:カラム・マクドゥーガル
製作/スクリーン・ストーリー:ジョン・デルーカ
製作:マーク・プラット

監督はオリジナルの大ファンと公言して憚らないミュージカル映画に定評のあるロブ・マーシャル。ブロードウェイで振付師として活動を始めました。ボブ・フォッシー監督の「キャバレー」でトニー賞最優秀振付賞を受賞しています。

後の2002年、そのボブ・フォッシーの代表作「シカゴ」をリメイク。振付も担当し、その年のアカデミー賞で、最優秀助演女優賞、最優秀衣装賞、最優秀編集賞、最優秀音響賞、最優秀作品賞の6部門を受賞する快挙を成し遂げています。他「SAYURI」やこれまたディズニーのテーマパークが舞台の「パイレーツ・オブ・カリビアン」でも高評価を得ています。

脚本を担当するのはデヴィド・マギー。過去にアカデミー賞に二回ノミネートされています。衣装デザイナーのサンディ・パウエルもイギリス・ロンドン出身で「恋に落ちたシェイクスピア」、「アビエイター」、「ヴィクトリィア女王 世紀の愛」の三作品でアカデミー衣装デザイン賞を受賞している実力派なのです。

これらを総合すると、海外で有名なレビューサイト「ロッテントマト」で批評家評価が78%と、あの「ボヘミアン・ラプソディー」の62%をうわまっていた事が納得できます。






「メリー・ポピンズ リターンズ」の予告映像・主題歌

前作と同じく、アニメーションと実写がうまく織り混ざっています。予告映像だけで製作する中で監督が一番大事にしたワクワクする気持ち、が溢れ出んばかりです。

こちらは主役のエミリー・ブラントが歌い上げる「The Place Where Lost Things Go」(邦題:幸せのありか)の撮影風景とレコーディングが収められています。

こちらはオリジナルアルバム「メリー・ポピンズ リターンズ」オリジナルサウンド・トラックにも収録されています。音楽を担当したのはエミー賞に3度ノミネート経験のあるスコット・ウイットマンが担当しています。

サウンドトラックは3形態で発売されました。日本語盤は、メリー・ポピンズ役の平原綾香や、マイケル役の谷原章介、ジャック役の岸祐二など、豪華吹き替え版声優による歌唱を収録した内容となっています。

さらに、上記のオリジナル・キャストのメリル・ストリープ、ベン・ウィショーによる歌唱の楽曲が含まれている英語歌バージョン、吹き替えキャストによる日本語歌バージョンを両方収録した2枚組み豪華デラックス盤も発売されます。






「メリー・ポピンズ リターンズ」ネタバレストーリー

メリーポピンズが去ってから25年、マイケルには3人の子どもたちがいた。しかし、彼らは母(マイケルから見て妻)を亡くし、悲しみのどん底にいた。そんな彼らに追い打ちをかけるように、借金の返済が滞っていたことがきっかけで担保である家を追い出されることになってしまう。銀行の株券があったはず、とマイケルとジェーンは探し出すが見つからない。

そんな時に強風が吹いて彼らの元にまたメリーポピンズがやってくる。変わらないマイケルとジェーンを見て子どもたちの家庭教師を買ってでる。初めは戸惑い邪険に思っていたマイケルだが、あまりにも馴染んでいるメリーポピンズに何も言えない。子どもたちはメリーポピンズとたくさんの不思議な体験をしていく。

お風呂の中に入っててイルカと泳いだり、壺の絵の中に飛び込んで馬車に乗って音楽会を鑑賞したり、逆さまのお店に入ったりと「ありえないこと」をたくさん経験する。それらをマイケルとジェーンに話すも「うるさい」と一蹴されてしまう。それもいつのまにかメリーポピンズの力で「家族が1番大切だ」となっていく。

株券が見つからないまま家を出る日を迎え、ジョージーが忘れ物といってマイケルとジェーンが昔上げていた凧を持ってくる。継ぎ接ぎで使っていた紙に家族の絵が書いてあり、なんとなく透かして見ると株の文字が書いてあった。点灯夫のジャックが仲間と協力して大時計の時間をずらしてなんとか間に合わせる。しかし継ぎ直すが、どうしてもサインだけ見つからない。でも株券はある、強く銀行に訴えるもサインがないのであれば無効とされてしまう。

ところが、頭取のウィリアムが追い返そうとすると前の頭取であるドースがやってくる。ウィリアムのやり方が汚いと前から苛立っていたことを言い、出ていくよう命じる。株はともかく、昔マイケルが銀行に預けた2ペンスが大きな利益となっていることを話し、それだけで借金は返せると伝えた。家はそのままでいいと。

桜まつりに参加した帰り、みんなで手を取って家に着いた様子を見たメリーポピンズはまた風に乗ってどこかに消えていった。






「メリー・ポピンズ リターンズ」感想

ペン丸
ペン丸
5段階評価:★★★★★

メリーポピンズが大好きなので今回も期待していました。25年という年月が経っているので、さすがに前のキャラクター等は出てこないだろうと思っていたのですが、家政婦のエレンやブーム提督など前作のキャラクターも出ていてよかったです。個人的にバートが出ていないのが寂しかったですが、ジャックが代わりにいてくれたのでよかったです。

前作よりしっとりとした音楽でまとまっていたように思います。それは25年経っていることが関係しているのかなと思いました。昔はどんちゃんして楽しくだったのが、今は大人になった……みたいな。ただ、スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスみたいな音楽を楽しみにしていたのでちょっと残念でした。

最近のディズニーの絵柄はピクサー寄りになっているのでどうなるかと思いましたが、昔のディズニーの絵柄のままだったのでどことなくほっとした気持ちになりました。あと、映像がとても綺麗でした。昔より合成技術等が発展したからこその映像技術だと思うのですが、特にイルカと泳ぐ海中シーンは綺麗だと感じました。

昔のディズニーの感じを交えつつ、最新技術を取り入れつつ、美しい作品に仕上がっていたように思いました。






「メリー・ポピンズ」まとめ

続編というものは前作と比べられて、観客ががっかりするパターンが多いです。それはきっとオマージュになってしまっているからでしょうか。今作は良くも悪くもオリジナルとして新たな形での新しい「メリー・ポピンズ」が作り上げられました。

前作を思い出しながらも新たに生まれ変わったと感じる人が多かった本作です。やはり自分は出演しない方がいい、と発言したジュリー・アンドリューズの目に間違いは無かったようです。

永久就職などという言葉はもはや無くなってしまった現代。左遷や急な解雇、首切りが当然になり、皆が安心して暮らせる社会は遠い夢になってしまいました。厳しい現実の中でもワクワクしたり夢を見たり喜んだりする楽しい愉快な気持ちを思い起こさせてくれるのがミュージカル映画の本来の姿です。

前作では天使のようなメリー・ポピンズが今作では現代の流れに沿ってキャラクターが変化しているのも今だから観る価値がある映画だと観客に思わせます。

観終わった後、きっと貴方も「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」の魔法の呪文にかかってるでしょう。

この映画の感想

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