ネタバレ

グリーンブック(映画)の結末までのネタバレや感想評価は?あらすじロケ地と俳優キャストや監督スタッフも

アカデミー賞の作品賞に輝いた
「グリーンブック」について
ネタバレや評価感想をご紹介します。

またあらすじや概要、劇中歌
俳優キャスト、監督スタッフについても
調べてみました。

「グリーンブック」のあらすじ・概要

時は1962年、ニューヨークの一流ナイトクラブ、コパカバーナで用心棒を務めるトニー・リップは、ガサツで無学だが、腕っぷしとハッタリで家族や周囲に頼りにされていた。ある日、トニーは、黒人ピアニストの運転手としてスカウトされる。

彼の名前はドクター・シャーリー、カーネギーホールを住処とし、ホワイトハウスでも演奏したほどの天才は、なぜか差別の色濃い南部での演奏ツアーを目論んでいた。二人は、〈黒人用旅行ガイド=グリーンブック〉を頼りに、出発するのだが─。

出典:https://gaga.ne.jp/greenbook/about.html

2019年のアカデミー賞の
作品賞に輝いたのが本作!

「ボヘミアン・ラプソディー」や
アウフォンソ、キュアロンの「ローマ」
などの強敵を抑えての受賞でした。






「グリーンブック」のロケ地

「グリーンブック」はロードムービーです。
物語は大都会ニューヨークから始まり
中盤から終盤にかけてはアメリカ南部を
舞台に描かれています。

撮影のほとんどが
南部の現地で行われました。
本作を鑑賞すれば
アメリカの大自然を堪能できます。






「グリーンブック」のキャスト・監督スタッフ

トニー・“リップ”・バレロンガ:ヴィゴ・モーテンセン
ドクター・ドナルド・シャーリー:マハーシャラ・アリ
ドロレス・バレロンガ:リンダ・カーデリーニ
オレグ:ディメター・マリノフ
ジョージ:マイク・ハットン
アミット:イクバル・セバ
ジョニー・ヴェネス:セバスティアン・マニスカルコ
ボビー・ライデル:ファン・ルイス

主演は「ロード・オブ・ザ・リング」
シリーズでおなじみの
ヴィゴ・モーテンセン。
なんと「グリーンブック」の
役作りのために20キロもの
増量を敢行しました。

監督・製作・共同脚本:ピーター・ファレリー
製作・共同脚本:ニック・バレロンガ
撮影:ショーン・ポーター
音楽監修:トム・ウルフ
音楽:クリス・バワーズ
音楽編集・音楽監修:マニシュ・ラヴァル

監督は「メリーに首ったけ」の
ピーター・ファレリー
コメディの名手としても名高い
人物ですが。シリアスな
ヒューマンドラマも描けます。






「グリーンブック」の予告映像・主題歌


肌の色も育ちも性格も
何もかもが違う二人が
アメリカを南部に下っていく
最中に育んていく友情に
心の琴線が揺れ動きます

主題歌はAloe Blaccの
「I Count On Me」です。
アフリカ系特有のメロウな
歌声が美しいですね。
本作のシリアスな空気に
とてもマッチしてますね。






「グリーンブック」のネタバレストーリー

1962年、ニューヨークの一流ナイトクラブ、コパカバーナで用心棒を務めるトニー·リップはガサツで無学だが、腕っぷしはもちろんハッタリも得意で、家族や周囲から頼りにされていた。

トニーはイタリア系アメリカ人で、彼の家族も彼自身も他の人種に対して排他的な性格である。特に黒人に対しては顕著で自宅の水道を修理しに来た黒人を邪険に扱い、彼らの使ったコップをすぐさまゴミ箱に捨ててしまう有様である。

コパカバーナが改装のために閉店となった2カ月間、家族を養うためトニーはある黒人ピアニストにコンサートツアーの運転手として雇われる。彼の名はドクター·ドナルド·シャーリー、巨匠ストラヴィンスキーから”神の域の技巧”と絶賛され、ケネディ大統領のためにホワイトハウスでも演奏するほどの天才なのだが、なぜか黒人差別が色濃く残る危険な南部を目指していた。黒人に対して差別的な感情をもつトニーは黒人の使用人のような仕事に乗り気ではなかったが、シャーリーの熱烈なアプローチにほだされ、仕事をひき受ける。

そして二人は、黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を持って、はツアーへと出発する。運転しながら、妻が作ってくれたサンドイッチを、ガツガツと頬張るトニー。後ろを振り向いて話しかけると、「手を10時と2時の位置に」と冷たく注意される。さらに、「タバコは消せ」と命じられてムッとする。それでもベラベラと話し続けると、今度は「少し静かにしてくれ」と言われてしまう。

最初のコンサートの前に、ドクター·シャーリーから土地の上流階級の名士に紹介されるので言葉づかいを直せと諭されたトニーは、「クソ食らえ!」と返事をし、さらに本名の「バレロンガ」を発音しにくいから短くしようと提案されて、断固拒否するのだった。静かに怒るドクター·シャーリーから「君は表で待て」と言い渡されて、窓から会場を覗くトニー。「心理学·音楽·典礼芸術の博士号を取得。ホワイトハウスでの演奏は14カ月で2回」と仰々しく紹介されたドクター·シャーリーと、チェロのオレグ、ベースのジョージのトリオの演奏が始まると、トニーは目を見張る。

その夜、トニーはドロレスへの手紙に、「あいつは天才だ」と興奮して記し、でも「楽しそうじゃない」と書き加えるのだった。白人のバーに入っただけで袋叩きにされたドクター·シャリーを助けたのをきっかけに、トニーは任務としてだけでなく、繊細で孤独な彼を守ってやりたいと思うようになる。

一方、ドクター·シャーリーの方も、ガサツで無教養だが人間味あふれたトニーに信頼を寄せるようになり、ドロレスへの手紙の書き方も親切にアドバイスするのだった。あんなに反発し合っていた2人のツアーは、いつしか笑いの絶えない旅へと変わり、様々なトラブルを乗り越え、ついに最後の町、アラバマ州のバーミングハムへ到着する。だがそのコンサート会場は、悪名高い歴史を持つレストランだった 。

レストランでの演奏を控えるドクターシャーリーが案内されたた控え室は汚い物置だった。食事もその物置で済ませろとオーナーから言われる。しかしドクターシャーリーはレストラン内で食事がしたいと強く要望するが、薬価される。トニーも一緒になって説得を試みるが、レストラン側は断固として応じない。ドクターシャーリーは「食事ができないのであれば演奏はしない」と言い、演奏をキャンセルし店を出てしまう。

そして二人は近くにある労働者の黒人しかいないバーに入る。そこで二人はフライドチキンを頬張る。バーの店員に乗せられてドクターシャーリーははその店にあるオンボロのピアノを演奏する。場末のバーに響くピアノの音色にバーの客とトニーは割れんばかりの拍手と賞賛をお送る。バーにいたバンドとのセッションは形容しがたいほど美しいものだった。

ツアーの全行程を終えてニューヨークへの帰路を走る二人。クリスマスに間に合わせるために不眠不休で運転するトニー。途中、警察に呼び止められるが、すでにそこはアメリカ北部。警官はタイヤのパンクを教えただけだった。休みなく運転するトニーの体力もついに尽きた。そこでドクターシャーリーはこの長い旅のなかで初めて車を運転する。ドクターの運転のままニューヨークのトニーの自宅に到着する。クリスマスに間に合った。トニーはクリスマス会にドクターを誘うが、ドクターは断り自宅に戻る。

数ヶ月ぶりの我が家に着いたとにーは親類と共にクリスマスを祝う。親類がドクターのことを「ニガー」と呼ぶと、トニーは冷静に「ニガー」と呼ぶなと釘をさす。縁も酣、クリスマス会が盛り上がってきたところで来訪者が。ドクターシャーリだ。

二人は友情を確かめ合うようにハグする。偏見と差別意識を持ったトニーはもうここにはいない。かしこまった上流階級のドクターシャリーもここにはもういない。いるのは人種や属性を超えた友情で結ばれた親友だけだ。






「グリーンブック」の評価・感想

ペン丸
ペン丸
5段階評価:★★★★☆

人種間や民族感での断絶が深まる2019年現在に観るべき作品であると感じました。孤立を深めるアメリカに対して、過去にアメリカに存在したイタリア系白人と黒人の友情を通して、人種間の隔たりを無くそうという、強力なメッセージを送ったのが本作であるように思います。

1962当時のアメリカ南部では黒人に対して選挙権を付与しておらず、公共の場で白人と同等の扱いを受けることも許していませんでした。端的にいえば黒人は人としての扱いを受けていなかったのです。本作を鑑賞すれば痛いほどその陰惨な過去を振り返れます。
 
その負の過去は決して終わったことではなく、今現在も根深くアメリカ社会に影をおとしています。南部の警察官が黒人を予告なく射殺した事件や、一方的にリンチした事件は近年も発生しています。そういった事件がなぜ起こるのか。それは無知と偏見が大きな要因であると思います。

「グリーンブック」はその無知と偏見について言及した映画であるといえます。「黒人は犯罪者だ」「黒人に学はない」。本作はこのような偏見に対して異を唱えます。
 
黒人のドクターシャーリーは大抵の白人よりも学があり、教養があり、品があります。対してイタリア系白人のトニーはガサツで、教養もなく、おまけに品もありません。この二人は人種のステレオタイプとは真逆の性質を持っているのです。絶対にわかりあえなそうな、水と油の二人が、友情を深めあっていく姿にアメリカの希望、そして人類の光明を覗き見ましました。真の友情は見てくれで決まらないと。

本作は実話をベースに作られています。差別主義者だったトニーが友愛に目覚めていったことは、人々にとても大切なことを教えてくれます。
人は互いに理解しあえるし、きっかけさえあれば変われると。そんなエッセンスを「グリーンブック」は教えてくれました。

まとめ

絶対に交わるはずのなかった
黒人に対して偏見を持つ
イタリア系のリップと
教養ある黒人天才ピアニスト
シャーリーの間に生まれる友情に
感涙すること間違いなしです!

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